山県亮太は10秒20で準決勝進出「前だけ見て走ろうと思った」
「リオ五輪・陸上男子100m・予選」(13日、五輪スタジアム)
8組の山県亮太(24)=セイコーホールディングス=は、10秒20でこの組の2位に入り、準決勝進出を決めた。準決勝には各組の2位までと、それ以外の選手の上位8選手が進む。
山県はスタートで飛び出すと、最後まで粘って準決勝に進出できる2位でフィニッシュ。レース後には「とにかく前見てだけ走ろうと思ったので。少し崩れた場面もあったんですけど、全体としては悪くなかったと思います」と振り返った。スタートのやり直しもあったが「何があるか分からないのが本番なので、そういうことも頭に入れておきながら、いつでもいいスタートが切れるように準備していたので、特に気にならなかったです」と冷静に対処。「この雰囲気は4年に1度しか味わえないので、この場に立てていることを幸せに思いますし、頑張りたいと思います」と話した。
山県はロンドン五輪に続いて2大会連続の準決勝進出。ロンドン五輪では400メートルリレーのメンバーとして出場し5位入賞を果たしている。今年6月に自己ベストの10秒06をマークしていた。