錦織、ストレート負けで決勝進出ならず「ミスが多すぎました」
「リオ五輪・テニス男子シングルス・準決勝」(13日、五輪テニスセンター)
世界ランク7位の錦織圭(26)=日清食品=は、同2位で前回大会覇者のアンディ・マリー(英国)と対戦し、0-2で敗れて3位決定戦に回ることになった。
錦織は第1セット、1-2の第4ゲームでブレークを許すと、第6ゲームもブレークされ、1-6で落とした。第2セットも流れは変わらず、2-2の第5ゲームでブレークされ、そのまま4-6で奪われた。
錦織は試合後、「ミスが多すぎましたね。彼の安定したテニスに太刀打ちできなかった。(マリーは)サーブもよかったですし、リターンで攻めることができなかった。彼のリターンもよかったので、ずっとプレッシャーを感じながらプレーしていました」と振り返った。「彼に勝てない悔しさが大きい。何回も負けている相手でしたし、もっといいテニスができればよかったですけど」と自らのプレーへの憤りをにじませながらも、「しっかりリカバリーして、あしたまた頑張りたい」と3位決定戦に目を向けた。
錦織は、この種目の日本勢では1920年アントワープ大会銀メダルの熊谷一弥以来、96年ぶりに4強入りした。決勝進出はならなかったが、銅メダル獲得を目指して3位決定戦を戦う。