【一問一答】14位の福士「もう一歩も走らん。ハハハ」
「リオ五輪・マラソン女子」(14日、サンボドロモ発着周回コース)
日本勢は、福士加代子(34)=ワコール=が2時間29分53秒で14位、田中智美(28)=第一生命=が2時間31分12秒で19位、伊藤舞(32)=大塚製薬=は2時間37分37秒で46位だった。日本勢トップだった福士の一問一答は次の通り。
-20キロまでいい感じだった。
「獲れなかったよ金メダル~。あの時は金メダル獲れると思ったけど、もう一回離れたときにしんどかった。足に来てた。もう一回行けなかった。30キロくらいから動いてきた。一番最後は抜けてよかった」
-レースの組み立ては。
「集団がいっぱいいたんで、とりあえず中にいて、20キロの時に離れすぎたのでああなった。位置取りが難しかったね」
-状態はどうだった。
「ベストコンディション!」
-レースプランとしては。
「モスクワ(世界選手権)の時みたいに場所を取れればいいなと。20キロまではいけるかなと思ったけど、あの(先頭集団の)中で上げ下げがあって(駆け引きが)上手だな~と思った」
-対応する練習はできなかったか。
「わからん。十分やったよ。マラソンわかんねえ」
-五輪では初マラソンだったが。
「きつい、しんどい、きつい、しんどいの繰り返しだね。やっぱゴールがあるし、オリンピックだし、頑張れるよね」
-最後のガッツポーズは。
「これで終わりだ~って。ラストだって。しかも抜けそうだったから、抜いたれ~って」
-暑さの影響は。
「わかんねえ。風もあったし。負けたよ。頑張ったけど、負けちゃった。全部やった。何が悪いかはわかんない」
-開き直り。
「1回開き直って、最終的に30キロで開き直った。最後は丸裸になった。14番?ダメだね。でも楽しかったよ。終わってみれば」
-30キロから体が動いて。
「もう終わりだ。もう終わりだって。最後まで金メダルだと思ったから頑張れた。みんな欲しいものは口に出して言うものですよ」
-それだけ練習で追い込めたか。
「練習もだし、自分で目標を立てられたので。でも獲れませんでした。私、人生の中で一番頑張りました。もういい!」
-マラソンは。
「もうやんねえ!日本記録?いらねえよそんなもん。今のところ何もいらねえ。もう一歩も走らん。ハハハ」