松岡修造コーフン「奇跡に近い」 錦織の精神力を称える

 「リオ五輪・テニス男子シングルス・3位決定戦」(14日、五輪テニスセンター)

 男子シングルスの3位決定戦で第4シードの錦織圭(26)=日清食品=は6-2、6-7、6-3で第3シードのナダル(スペイン)を破り、銅メダルを獲得した。日本勢のメダル獲得は、1920年アントワープ大会で熊谷一弥(故人)が男子シングルスで銀、熊谷が柏尾誠一郎(故人)と組んだ同ダブルスで銀メダルを獲得して以来96年ぶりの快挙となった。

 錦織をジュニア時代に指導した経験があり、自身も五輪3大会に出場した日本テニス協会の松岡修造強化副本部長(48)は「僕が戦っていた頃はメダルとか考えもしなかった。一言で言えば奇跡に近い」と興奮を隠せなかった。

 一時は5-2とリードした第2セットを失ったことには「テニスを知っている人なら100%負け。ここから挽回することはあり得ない」。最終セットで巻き返した錦織の精神力を称え、「五輪のチーム日本からもらったエネルギーが後押しした」と分析した。

 自国開催となる20年東京五輪に向けては錦織の快挙がベースになるとし、「僕らもジュニアの強化として、金メダルを目指すというところに(目標を)置かざるを得ない」と4年後の飛躍を見据えた。

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