メールで吉報きた!競歩・荒井の銅復活 日本の上訴実り競歩初メダル
「リオ五輪・陸上男子50km競歩」(19日、ポンタル周回コース)
3時間41分24秒の3番手でゴールしながら、レース中の接触により失格処分を受けていた日本の荒井広宙(ひろおき、28)=自衛隊体育学校=は、失格取り消しを求めていた日本側の上訴が認められ、銅メダルを獲得した。一度は幻に終わったかに思われた日本競歩界初のメダルが復活した。裁定結果は日本の陸連関係者にメールで届き、その後、女子20キロ競歩を応援中の荒井に伝えられた。
日本側に届いたメールの文面を和訳すると、「裁定は日本の抗議を支持し、もともとの順位に戻しました。ヒロオキ(荒井)が3位、ダンフィーが4位です」とある。
裁定がいつでるか、はっきりとしていなかっため、荒井としても不安な気持ちが強かったようだ。メールで届いた吉報に、「ダメだったらどうしようとか、でも獲れたらどうしようとか考えていた。結果として獲れて感謝しています」と喜びをかみしめていた。