小池都知事、五輪旗「ずしっとくる」 猛暑の開催対策も言及

五輪旗を授かる小池百合子都知事=リオデジャネイロ(撮影・棚橋慶太)〓〓
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 「リオ五輪・閉会式」(21日、マラカナン競技場)

 次大会の開催地である東京を代表して、小池百合子都知事が五輪旗を引き継ぐ「フラッグハンドオーバーセレモニー」に出席した。和姿で登場し、リオデジャネイロのパエス市長、IOCのバッハ会長を経て五輪旗を手渡され、その責任の重さに言及した。

 落ち着いた色調の中に鮮やかな装飾も施された和服姿で登場した。旗を手渡されると壇上で数回振った。ただ、雨の中の閉会式となったため、せっかくの着物もずぶ濡れになってしまった。旗を手渡された時の感触を「旗自体は見かけよりは重くないんですね。しかし、その責任たるやその重さにずしっとくるものがございました」と振り返った。

 閉会式後、NHKの中継に出演し、今後の課題として「仮設でいい場合もあるでしょうし、いくらかかるのかというものもあります。できるだけ透明にしながら」と、議論が続く開催費用問題について挙げた。

 出場選手のことを第一に考える「アスリートファースト」を重視すると話した小池都知事だったが、語りながら台風情報を伝えるモニターの方へ視線を向けていた。「今もちょっと大変ですが、五輪の時の気候も気になりますし、ヒートアイランド対策もしていかないといけない」と猛暑で迎える20年の夏季大会へ思いをめぐらせていた。

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