スノボ女子ハーフパイプ 松本&冨田が決勝進出 松本「思ったより点数が出た」
「平昌五輪・スノーボード女子ハーフパイプ・予選」(12日、フェニックス・スノーパーク)
女子ハーフパイプ(HP)予選が行われ、松本遥奈(24)=クルーズ=が84・25点で3位、冨田せな(18)=新潟・開志国際高=が66・75点の7位で13日の決勝へ進出を決めた。今井胡桃は54・75点で15位、大江光(ともにバートン)は51・00点の17位で敗退した。予選は24人が参加し、上位12人が通過した。
松本は持ち味の高さと安定感をアピールし、余裕で決勝に進んだ。10歳くらいから思い描いた五輪で、予選3位と好発進し「思ったより点数が出ているのでびっくり」と笑顔だった。
80・75点の1回目は冒頭のエアで高々と上がって勢いづけ、よどみなく滑りきった。84・25点をたたき出した2回目は横2回転半の大技にグラブ(板をつかむ技)を組み込んだ。
世界選手権で2位に入った昨季から、体幹などの筋力強化を図っている。平昌のパイプは長く、各選手の技の回数が増えているが、松本には崩れない力強さがあった。
予選4位と5位の差が12点以上もあり、メダル争いは事実上、松本ら4人に絞られた印象だ。日本女子初の快挙へ「(五輪への)思いを全部ぶつける」と気合を入れ直した。