【一問一答】竹内智香、進退明言せず「五輪は一生出たいぐらい素敵な場所」
「平昌五輪・スノーボードパラレル大回転女子」(24日、フェニックス・スノーパーク)
ソチ五輪銀メダルの竹内智香(34)=広島ガス=は、準々決勝でセリーナ・イエルク(ドイツ)と対戦し、敗退した。5位に終わり、2大会連続のメダルはならなかった。竹内はソチ五輪後、2016年3月に出場したW杯で左膝前十字靱帯を断裂する大けがを負い、再建手術を受けた。アクシデントを乗り越えて、日本女子冬季五輪最多タイの5度目の五輪出場を果たしていた。竹内との一問一答は次の通り。
-レースを終えて
「もちろん悔しい気持ちもすごくあるけど、本当にいい状態、いい調子でここにこれた。今、大きなミスをしてしまって、それが大きな敗因になってしまったけど、それ以外は本当にいい滑りができた。もちろん悔しいけど、4年間やってきたことに対して、充実感、満足感があります」
-ミスとは
「ラインを外れて、完全に柔らかい雪に入ってしまったのが致命的だった」
-世界のレベルが上がった?
「やっぱり若い選手が上がってきた印象がある。バンクーバー、ソチの時はあまり世代交代を感じなかったけど、この2、3年で本当に若い選手が出てきた」
-金メダルに届かず
「競技を始めて20年でトップに居続けることの難しさを感じていた。この位置にいれたのは、1つ評価できる部分なのかなと思う。20年やってきて、残せたものも五輪、世界選手権のメダルとかあった中で、今日、最後に金メダルを残したかった。でもそれがないにしても、本当に充実している競技人生を送れていると思う」
-前十字じん帯断裂のケガも乗り越えた
「もし前十字を切ったら、引退だろうなって思っていた。でも意外にも受け入れることができてたし、そこはドクター、トレーナーのサポートに感謝したい」
-完全燃焼できた?
「つねに五輪の度に完全燃焼してる。でも五輪は何度きても楽しい」
-22年五輪は
「なかなかこの舞台は気持ちが高ぶっていて、なかなか想像がつかないけど、五輪はできることなら一生出たいというぐらいすごく素敵な場所」
-ソチ五輪の追試と話していたが
「金メダルを獲って、100点満点って言いたかったけど、本当にこの4年間、やってきたことには満足してる。やりきれたという意味では100点満点かな」