羽生“前哨戦”金 プルシェンコら圧倒
2014年2月8日
「ソチ五輪・フィギュアスケート団体・男子SP」(6日、アイスベルク・パレス)
今大会からの新種目が始まり、日本は男子の羽生結弦(19)=ANA=がSPで97・98点をマークし、1位に与えられる順位点10を獲得した。13日からの個人戦でライバルとなるプルシェンコ(ロシア)、チャン(カナダ)を圧倒し、日本の若きエースが“金前哨戦”を制した。結成わずか1年でペアに出場した高橋成美(22)、木原龍一(21)組=木下クラブ=も8位と健闘して同3を獲得。日本は計13点で4位につけた。SP終了時点の上位5チームがフリーに進出する。
“主役は俺だ”と言わんばかりの19歳が放った輝きに、ロシアの“皇帝”、世界王者もひれ伏した。演技前の暫定1位は地元の英雄プルシェンコ。「ロシア!」コールが響き渡るアウェーの雰囲気を、羽生が演技で吹き飛ばした。
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