ボート界「あまロス」ミスキャンが解消
南明奈が昨年末にボートレースのイメージキャラクターを卒業。彼女が扮(ふん)する6色のアッキーニャがいなくなった。舟券が当たらずボートレース場で肩を落としているとき、柱に貼ってあるポスターのアッキーニャの微笑みに、何度癒やされたことだろう。お茶の間に流れるアップテンポのCMに鼓舞されて、再び舟券と向き合う勇気がフツフツと沸いてきたものだ。
高視聴率を記録したNHK連続ドラマ「あまちゃん」を見る楽しみがなくなった喪失感を「あまちゃんロス症候群」、略して「あまロス」というらしい。今の私は完全に「アッキーニャロス症候群」。世のボートファンには同じ喪失感を味わっている人たちが、かなりいるのではないかと思う。
そんなおじさんたちをアッキーニャに代わって癒やしてくれる女神たちが現れた。東大の澤田有也佳さん、立教大の鎌田あゆみさん、青山学院大の鈴木沙耶さん、慶應義塾大湘南藤沢キャンパス(SFC)の千葉佳織さん。4人のミスキャンパスが「ボートレース応援団」として活動を開始したのだ。
中でも鎌田さんは各大学のミスキャンの頂点を決める「ミスオブミス キャンパスクイーンコンテスト2013」で優勝。鈴木さんは審査員特別賞を受賞した。末は女子アナかタレントか‐。とにかく選りすぐりの美女たちが、ボート界の「あまロス」を解消してくれる。
活動内容はボートレースのイベント出演はもちろんのこと、各メディアに積極的に参加。BSフジ「BOAT RACEライブ~勝利へのターン~」では「ミスキャンパス BOAT RACE エンジョイ講座」やリポーターを担当し、スポーツ紙でもコラムを連載している。
ミスキャンパス起用は若者を取り込むための企画だが、おじさんたちにとっても大歓迎。ボートレース場に足を運ぶ新たな喜びができた。(デイリースポーツ・秋山哲範)