藤山直美「おもろい女」半世紀ぶり出演
女優・藤山直美(56)がこのほど、都内で、主演舞台「おもろい女」(6月5~30日=東京・シアタークリエなど)の製作発表に登場した。
昭和初期に実在した天才漫才師、ミス・ワカナの波瀾(はらん)万丈の生涯を描いた作品。1965年に放送されたドラマ版ではワカナ役を森光子さんが、相方の玉松一郎役を父の藤山寛美さんが演じ、6歳だった直美も子役で出演して親子共演した。その後、1978年には森さんと芦屋雁之助さんのコンビで舞台化。森さんの代表作として2006年までに463回上演された。
半世紀ぶりに主演として“再登板”する運命的な巡り合わせに、直美は「俗に言う良縁かと思い、お引き受けさせていただきました」とシミジミ。渡辺いっけい(52)とのタッグでワカナ役に挑むが、「プレッシャーです。森光子さんがずっと演じられてきたことを、同じことをしようというド厚かましさは捨てまして、1からさせていただきます」と気合をこめていた。