【ライフ】先頭車両なのになぜ16号車

 帰省ラッシュにUターンラッシュ、ニュースで新幹線の乗車率が何パーセントと報じられる年末年始がやってくる。新幹線といえば故郷に帰る人たちだけでなく、ビジネスマンにとっては出張の足として日頃からお世話になっている。

 西日本方面から東京へ出張に行くため新幹線「のぞみ」に乗る際に、少々違和感を覚えることがある。先頭車両なのに16号車。もちろん最後尾は1号車。気にならない人は全く気にならないだろうが乗車するたびに「なぜ」と思ってしまう。逆に東京からの帰路は進行方向通り先頭が1号なので違和感はない。

 こんな素朴な疑問をJR関係者にぶつけてみた。「新幹線に限らず、特急列車など、どの列車でも起点側から発車する先頭車両が1号車となります」と答えが返ってきた。つまり東海道新幹線の場合は、起点が東京駅にあるということ。実際、起点を表す「0キロポスト」という標識が存在する。

 なるほど、新幹線は東京を起点として、各地へ向かう車両の先頭が1号車となるわけか。ならば他の新幹線も同じルールなのか。「東海道新幹線はルールにのっとって東京から博多に向かう先頭車両が1号となっていますが、実は、東北、上越、北陸新幹線は、その逆になっているんです」。

 ルールは1つではないのか…。ただし、こちらも理由を聞いて納得。「東海道新幹線が東京を経由して直通運転する可能性があったため、例外となっています」と前出JR関係者。乗り換えなしで列島を縦断する計画もあったということになる。

 新幹線のトリビアでもう1つ。1964年10月1日、新幹線がデビューしたのだが、開業時は「東海道高速線」という名前に決まりかけていたとか。ただし、計画時から使っていた「東海道新幹線」の方が認知度が高かったため、そのまま使用したという。コウソクセンといえば船舶の「高速船」を思い浮かべるだけに、個人的には新幹線で正解だったと思う。

(デイリースポーツ・柴田直記)

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