大相撲とミスインターナショナルの交流
さすがミス・インターナショナルだ。磨き上げたボディーラインはもちろんのこと、笑顔といい、ガッツポーズといい、そんじょそこらのお姫様でも真似できまい。
ミス・インターナショナル2014優勝者でプエルトリコ代表のバレリー・エルナンデス・マティアスさん(21)は7日、入賞者4人と共に大相撲の友綱部屋を訪れ、稽古を見学した。
最初は巨漢力士が激しくぶつかる稽古に圧倒されていたが、フォトセッションタイムになると本領を発揮。旭天鵬にお姫様だっこされるや、自慢の美脚をピンと伸ばして、笑顔でガッツポーズを決めた。
ミス・インターナショナルは、ミス・ユニバース、ミス・ワールドと並ぶ世界3大ミスコンテストの一つで、73の国と地域の代表が美を競う。昨年、そのグランプリに輝いたのがバレリーさんだ。
身長180センチ、スリーサイズはB86-W60-H91センチと抜群のプロポーションに美貌の持ち主だが、厳正な審査の中で美を競って勝ち抜いただけあって、相撲の激しい稽古を見た後でも、親善大使であることを忘れず、笑顔とポーズを決めたのは、さすがだ。
写真撮影の後は、旭天鵬ら力士たちと一緒にちゃんこ鍋を試食。慣れない手つきでお椀と箸を持って、伝統の味に舌鼓を打った。ミス・インターナショナルたちはアットホームな相撲部屋に、すっかりなじんでいた。
今回、稽古見学で案内したのは、元ミス・インターナショナル日本代表の金ケ江悦子さん。「彼女たちに日本の文化を知ってほしい。そして自分の国に戻って伝えてほしい。今日はお姫さま抱っことか、いろいろコラボできたらいいですね」と、稽古見学の前に写真撮影のプランを話していたが、友綱親方の理解と旭天鵬の協力で豪華なコラボが実現した。
文化交流によって国や人種や言葉の壁が無くなれば、もっと世界は平和になるに違いない。写真に納まったコラボのように…。(写真と文=デイリースポーツ・開出 牧)