ハリル監督のズッコケお笑い選手掌握術
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サッカー日本代表・ハリルホジッチ監督は、通訳を介したディスカッションを選手とよくするようだが、練習中もあの手この手でコミュニケーションを図っている。
欧州クラブ所属選手が行う合宿の初日(24日、千葉県内の練習場)だった。フィジカルトレーニングで腕立て伏せをしている酒井高徳の背中に腰を降ろし、バランスを崩して転倒した。大爆笑する選手たちを背に、なんともうれしそうな表情を浮かべているではないか。
現役時代は2度もフランスリーグの得点王に輝いた同監督が、上下動する不安定な腕立て伏せを計算できないはずがない。きっと確信犯的な“転倒プレー”だったのだ。
厳しさの中にもユーモアを感じさせるハリルホジッチ監督。選手たちとの距離を縮めるために、言葉の壁を超えるコミュニケーション術を、あれこれ考えているに違いない。(写真と文=デイリースポーツ・開出牧)