佐藤VSロペス、早くもゴング!?

 「WBC世界Sフライ級タイトルマッチ」(8日、横浜文化体育館)

 王者・佐藤洋太が所属する都内の協栄ジムで4日、“アウェー”での公開練習を行ったシルベスター・ロペスに、同ジムの金平桂一郎会長(46)が先制“口撃”を加えた。スパーリングを拒否し、記者の質問に正しく答えないなどロペス陣営の非協力的な態度に対し、金平会長は厳しい口調で詰め寄り、同陣営を威嚇した。両陣営の思惑が絡む陽動合戦は早くもゴングが鳴っている。

 「報道陣が来てるのに、プロモーションにならないじゃないか!」。金平会長の怒号に、ジム内は練習前から不穏な空気が漂った。原因はロペス陣営がスパーリングを拒否したこと。契約にはないものの、形だけでも行うのが恒例のため、同陣営に軽く1ラウンドを行うことを認めさせた。

 3週間という異例の長期滞在で極秘調整を続けてきたロペス。「何人とスパーリングをやったのか」との質問に「相手はいない。やっていない」と答えると、金平会長が「ウソだ!」と再び大声を上げた。「3人とやったと聞いている。3週間もいてスパーをやらないはずがない」との追及に、同陣営はしどろもどろ。ついには「正直に言います。3人とやりました」と白状した。

 結局、ロペスはスパーリングの他には縄跳びなどで汗を流しただけで、目立った動きは見せず。協栄ジムの新井史朗トレーナーは「染みついた癖は出る。簡単に引いて逃げていたので、洋太の伸びるパンチならとらえられる」と、わずかな時間で弱点を見いだした。あとは佐藤自身がリングで結果を出すだけだ。

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