ダイヤ王座かけ西岡vsドネア10・13実現

 ボクシングの帝拳ジムは15日、都内で、WBC世界スーパーバンタム級名誉王者・西岡利晃(36)が、10月13日に米カリフォルニア州カーソンで、4階級制覇王者でIBF、WBO同級統一王者ノニト・ドネア(29)=フィリピン=と対戦すると発表した。この試合には、技量の優れた選手同士による勝者をたたえるWBCダイヤモンドベルトがかけられ、西岡が勝てば日本人初の同王者となる。

 西岡は、熱望し続けた対戦が実現した喜びと興奮を打ち明けた。「去年の末からドネア戦のために練習してきた。ワクワクしている」。米で最も著名なボクシングライターのダン・ラファエル氏が「世界で最高のスーパーバンタム級2選手が争う、実に興味深い試合」とコメントしたほど、世界の注目を集めるビッグマッチだ。

 勝者はWBCダイヤモンド王者となる。ベルトはダイヤモンド、金などがちりばめられた600万円と言われる豪華なものだ。手にしたのはマニー・パッキャオ(フィリピン)、セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)、バーナード・ホプキンス(米国)、フロイド・メイウェザー(米国)の4人だけで、西岡が勝てば歴史に残る超大物と肩を並べることになる。

 ファイトマネーもビッグだ。帝拳ジムの本田明彦会長は「西岡はドネアといい勝負」と明かした。ドネアの前戦のファイトマネーが70万ドル(約5500万円)と公表されており、西岡もそれに近い額を手にすることが想像される。

 1年ぶりの試合で、先月25日に36歳となったが「衰えは全く感じていない」とキッパリ。以前に「次が最後」と話していた本田会長は「とても調子がいい。状況を見て決めるんじゃないですか」と方針転換を示唆した。「一番強く、一番燃えられる相手。勝利を確信している。試合後のことは全然考えていない」と完全燃焼を誓った西岡。思いは通じた。あとは結果を残すだけだ。

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