大みそかに「京太郎VSバンナ」急浮上

 元K‐1世界ヘビー級王者で、日本人初のボクシングのヘビー級世界ランカーとなったWBC15位の藤本京太郎(26)=角海老宝石=の次戦(12月31日、大阪・ボディメーカーコロシアム)の対戦相手に、元K‐1屈指の強豪ジェロム・レ・バンナ(39)=フランス=が浮上していることが20日、分かった。

 総合格闘技にも進出しているバンナは、ボクシングでも6勝(5KO)無敗の成績を残している。ボクシングへのこだわりが強く、格闘技人生の最後をボクシングで終えたい意向を持っているという。角海老宝石ジム関係者は「知名度は十分。すでに交渉に入っている」と明らかにした。

 バンナは京太郎と10年2月のK‐1ソウル大会で対戦し、1‐0のドロー判定で延長戦となったことに不服をとなえて試合放棄した過去がある。対戦が実現すれば、遺恨清算マッチとなる。

 かなり高額のファイトマネーを要求されているものの、同関係者によれば金額が下がる可能性があり、「11月上旬には何らかの返事が来る」という。

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