山中、海外進出だ 統一戦も視野
2度目の防衛に成功したボクシングのWBC世界バンタム級王者・山中慎介(30)と、初防衛に成功した五十嵐俊幸(28)=ともに帝拳=の一夜明け会見が4日、仙台市内で行われた。所属ジムの本田明彦会長は、衝撃的なKO勝利を飾った山中について、他団体王者との統一戦や海外進出させる考えを明言した。五十嵐は、親交があるマルチタレントのデーモン閣下から祝福のメールが届いたことを明らかにした。
世界への道が開かれる。V2から一夜明けた山中は、得意の左で挑戦者のロハス(メキシコ)を失神させた衝撃的なKO勝利に「理想的な勝ち方だった」と満足顔。次戦については「実力も名もある選手とやりたいことに変わりはない」と話すと、本田会長はそれに応えるようなプランを示した。
同会長は次戦は来年3月ごろに選択試合、その後に指名試合を行う考えだったが、「間に合えば次にやりたい」と、選択試合を挟まずに指名試合を行う可能性を口にした。12月にWBC世界バンタム級2位マルコム・ツニャカオ(真正)と同4位クリスチャン・エスキベル(メキシコ)で争われる予定の指名挑戦者決定戦の勝者が相手になる。
その先については「来年はIBF、WBOもJBCが認めるだろうから、統一戦の話も出てくる」との見通しを示し、「決め手があるから、海外でやるのも面白い。本人もそういう気があるから」と、海外進出の考えも明らかにした。
そして、「切り札は山中って形ができたね」と話し、同ジムの浜田代表も「本当に成長したと思う」と目を細めた。3週間で4人の世界王者がリングに立った帝拳ジムの世界戦ラッシュを締めた山中が、ジムの新エースの期待を担うことになる。
山中は試合後、先月4日に生まれた長男・豪祐(ごうすけ)くんとともに実家のある沖縄に滞在する沙也乃夫人に電話。「もうすぐ戻るから」と伝えた。「子どもの顔を見ているだけで十分なんで、ゆっくり休みたい」と、しばらくは家族とともに戦いの疲れを癒やす。来年はさらなる高みへ飛躍する年だ。
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