興毅“絶好腸” 快食快便で絶食もなし
「WBA世界バンタム級王座統一戦」(4日、ボディメーカーコロシアム)
王座統一戦(リミット53・5キロ)とアンダーカードの前日計量が3日、大阪市内のキューズモールにて公開形式で行われた。5度目の防衛を狙う王者で亀田3兄弟の長男・亀田興毅は53・5キロを示して1回目でクリアし、減量大成功をアピール。暫定王者の挑戦者ウーゴ・ルイスは1回目で200グラム超過、2回目も失敗し1時間10分後の3回目にクリアした。55キロ契約10回戦に出場する次男・大毅、三男・和毅(ともき)とそれぞれの対戦相手も1回目でクリアした。
“ウン”も味方に王座統一や。計量を1回目でクリアした興毅は、会場に詰めかけた地元大阪の1千人(亀田ジム発表)の観衆に向かい、笑顔でガッツポーズ。「終わったなっちゅう感じ。ホッとした。今までで一番いい感じやった」と、減量大成功をアピールした。
要因は快食快便だ。絶食することなく、「世界戦では初めてちゃうか」と話すほど。さらに、「昨日、大きいウン○が出てん。うれしかったわ。おかげで500グラムぐらい食えて、回復したもんな。やっぱりオレは“ウン”を持ってるよ」と“幸ウン”に感謝した。
興毅は「最長で10日間出ん時もあった」と話すなど、減量中は便通が悪くなっていたが、今回は「先週7日で4回出た」という“絶好腸”。「結構食べてるのに、自然に落ちていった感じ」と、自身も驚くほどだった。
理由は「特にないねんな」と話しながらも、2つを類推した。1つは今夏から始めた体幹トレーニング。「同じ動きでも、上半身だけじゃなく下半身も使うようになって、2倍動くような感じになってる」と説明した。
もう1つは9月に誕生した長男の存在。「今までは食べたいという欲求が出てたけど、子どもを抱っこしたりするのに時間を使うと、それもなくなる」と話した。
ルイスの計量失敗については「体大きいからきつかったんちゃう。でも、ちゃんと仕上げてくると思う」と油断はない。快食快便の次は快勝だ。