棚橋、2・10アンダーソンとV7戦
「新日本」(2月10日、広島サンプラザホール)
4日の東京ドーム大会でIWGP王座を死守した棚橋弘至(36)が、2・10広島大会でカール・アンダーソン(32)相手に次期防衛戦を行うことが5日、発表された。
都内の新日本事務所で会見した棚橋は前夜の激闘を「オカダ(カズチカ)という存在がプレッシャーで、ドームの雰囲気にのまれかけたが、受け止めてはじき返した」と自賛した上で、「アンダーソンは非常に尊敬する好きなレスラー。相手にとって不足なし」とV7戦へ気合を込めた。
昨年のG1で敗れたアンダーソンは、自身の持つ防衛記録「11」の更新へ向けて立ちはだかる難敵。「すべてが正確。一番怖いのは(決め技の)ガンスタン。予備動作が少ないからカウンターで狙いやすい。(食わないように)全神経を研ぎ澄ませる」と警戒した。
「ドームは愛があふれた大会だった」。ファンにあらためて感謝した“逸材王者”は「(今後は)情報の早い社会で、リング上は“棚橋王者時代でのんびり行こう”という感じ。オカダ、アンダーソン、所属全選手にひと言。IWGPは遠いぞ!」と、分厚い胸を張った。