KENTA、前哨戦で王者・森嶋に完勝
「ノア」(6日、後楽園ホール)
27日の大阪大会でGHC王座に挑戦するKENTAが、前哨戦で王者・森嶋猛に完勝した。新生ノアの船出。決意のマイクは問いかけから始まった。
「聞こえる?風向きが変わる音」
00年から団体を支えた小橋建太が引退表明し、秋山準ら5人が退団。KENTAは「熊野(準)がプレデビューして新しい風がノアに吹いた。オレが大阪でベルトを取って、長い冬に春の暖かい風を運び込みたい。新生ノアの最後にオレが立ってるのは偶然じゃないと思う。(27日は)ベストを尽くしたい」と王座奪取を約束した。
森嶋の重いエルボーに張り手で応戦。バックドロップも返すと、81キロの体で130キロを担ぎ上げ、go2sleepを2発。完ぺきな3カウントを奪った。「オレがやらなきゃ誰がやると何年も思ってきた。今年こそ形にしたい」。3週間後、この日の結果を再現してみせる。