全日本新オーナー、東京ドーム進出厳命
全日本は25日、都内で昨年11月1日に企業再生支援会社スピードパートナーズの白石伸生社長(40)がオーナー、同社の三阪輝(あきら)氏(42)が代表取締役副社長に就任したことを発表した。
株式100%を取得した白石氏は大改革を宣言。新日本をライバル視し、「2年以内の東京ドーム進出を厳命した。今年12月か来年3月くらいになるかも」と明かした。「3年以内のドームツアー」も目標に掲げた。
「人間の限界値を超えるのがレスラー」と繰り返した白石氏は「総合格闘技もできて当然。(所属選手の参戦も)考えている。格闘技団体を丸ごと買うかも」とぶち上げた。マットなど安全面にも投資するという。補強や契約解除はシビアに行い、フリー選手の契約は3月で見直し、4月から“鎖国”に入るという。また、日本テレビ、TBSが大会を視察したとし、「来年4月から地上波中継を狙う」とした。