和毅6回KO勝ち 世界挑戦資格に不満

 「ボクシング世界前哨戦」(9日、横浜文化体育館)

 亀田3兄弟の次男でWBA世界スーパーフライ級2位の大毅(24)と三男でWBC世界バンタム級4位の和毅(21)=ともに亀田=がKO勝ちで競演した。和毅はノルディー・マナカネ(インドネシア)を6回KOで下した。

 和毅は3試合連続のKOだ。兄の興毅と判定までもつれ込んだことのあるマナカネを左ジャブで圧倒し、最後はボディーの連打でトドメ。「体の使い方が分かって、自信がついてきた」と、昨夏から始めた体幹トレーニングの成果を口にした。

 「誰でも、どの階級でもチャンスがあれば」と話す世界取り。だが、4月導入の国内世界挑戦資格について、日本、東洋太平洋、世界の王者経験者と指名挑戦者に限る‐という内規を満たしていない。「おかしい決まりと思う。世界4位が今さら日本王座挑戦なんかでけへん。(世界挑戦は)海外でやるしかない」と、不満をぶちまけた。

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