山口KO勝ちへ意欲!具志堅会長も指示
「WBA女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(10日、後楽園ホール)
調印式と計量が9日、都内の後楽園ホール展示場で行われ、2度目の防衛を目指す王者山口直子は52・0キロ、挑戦者ピアッツア(イタリア)は51・8キロで両者とも一発でクリアした。
山口が距離の壁を力づくでこじ開ける。8・5センチの身長差、さらに9センチのリーチ差を克服してのノックアウト勝利しか考えていない。「コンディションもいいし、試合をするのが楽しみ。KOにつなげられるような攻撃をしたい」とキッパリ。3試合ぶりのKO勝ちへ強い意欲を見せた。
昨年11月の初防衛戦では不本意な判定勝ち。この一戦に向けてプレスをかけての攻めに重点を置いてきた。具志堅用高会長も、「早いラウンドから仕掛けていくと思う。相手の懐に入って連打で追い込みたい」と積極果敢なアタックを指示。スカッとした勝ちっぷりで、女子ボクシング界の“KOクイーン”を実証する。