河野、初防衛へ静かなる闘志
「WBA世界スーパーフライ級王座統一戦」(6日、大田区総合体育館)
前日計量などが5日、都内の大田区総合体育館で行われた。スーパーフライ級(52・1キロ)の王者・河野と暫定王者ソリスはともに52・1キロで、1回目にパスした。
河野が自然体で初防衛戦に臨む。調印式後の記者会見でおもむろに立ち上がったソリスが、「コウノ、オレを見ろ。タイトルはベネズエラに持って帰る」と挑発。しかし、王者は「何を言っているのか分からなかったので」と軽く受け流した。
やや気負い気味の挑戦者とは対照的にリラックスムードで、「体調がいいし、いい緊張感がある。すべてを出し切りたい」と全力ファイトに集中する。もちろんソリスの実力も認めている。「打ち合いになる。早いラウンドから仕掛けてくると思う」と早期決着も辞さない構えで堂々と迎え撃つ。