一翔KO約束「一番印象に残る試合を」
「WBA世界Lフライ級タイトルマッチ」(8日、ボディメーカーコロシアム)
ダブル世界戦の調印式と前日計量が7日、大阪市内で行われ、ライトフライ級王者の井岡一翔(井岡)はリミットの48・9キロで一発クリア。今月上旬は日本人王者による世界戦が続いたものの、そのどれにも勝って、もっとも見応えのある試合と防衛を約束した。挑戦者のウィサヌ(タイ)、ミニマム級の王者・宮崎亮、ベラルデも、それぞれリミットで一発クリアした。
日本人王者による世界戦ラッシュのトリをド派手に締めくくる。ライトフライ級での初防衛戦に臨む一翔は「5月は数々のボクシングの世界戦があったが、その中でも一番印象に残る試合をしたい」と、ほかの世界戦をしのぐ、熱のこもった試合を誓った。
3日には、敵地タイで試合をした佐藤洋太(協栄)、7日には河野公平(ワタナベ)が王座から陥落した。ただ、河野の敗戦後にリングに上がったWBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(ワタナベ)は、強烈な左ボディーで挑戦者を粉砕し、国内歴代5位タイとなる7度目の防衛に成功。一翔も同様にインパクトのある勝ち方にこだわりたい。
もちろん、狙うのはKOだ。「毎ラウンド狙っていきたいし、チャンスの中でKOにつなげたい」。試合が決まったときには「左アッパーで倒したい」と具体的なイメージも口にしていた。主戦場だったライトフライ級への転向2戦目で筋肉量が戻ったこともあり、6回TKOで勝利した前回より早い決着も十分ありえる。
挑戦者のウィサヌについては「特に印象はない。どちらが強いか、リングで試すだけ」と淡々と話した。計量が終わるとキウイ、パイナップルといったフルーツや、ヨーグルト飲料などで体力を回復。「万全のコンディションをつくったので、自信を持ってリングに上がりたい」。数々の記録を打ち立ててきた一翔が、記憶にも残る試合を世界中に届ける。
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