一翔V1「伝説のボクサーになりたい」

 「WBA世界Lフライ級タイトルマッチ」(8日、ボディメーカーコロシアム)

 井岡一翔(24)=井岡=が、ウィサヌ・ゴーキャットジム(29)=タイ=を9回2分51秒KOで下し、ライトフライ級での初防衛戦をクリア。試合後には、リング上で「伝説のボクサーになりたい」と宣言した。注目される3階級制覇について、父でトレーナーの一法氏は次戦での挑戦には否定的。チャンスをうかがいながら、日々の練習で着実にレベルアップを重ねる。

 鮮やかなKO劇も、伝説の序章にすぎない。「目指すところはまだまだある。複数階級制覇もその一つだし、伝説のボクサーになりたい」‐。客席を見渡した一翔は、永遠に人々の記憶に残るようなボクサーになることを誓った。

 多彩なコンビネーションが勝負を分けた。上下左右と打ち分けることで、相手は困惑。中盤、父でトレーナーの一法氏の指示で、ウィサヌのレバー(肝臓)を集中して狙い始めた。そして、相手の注意がそちらにいったところで見舞った強烈な正面へのボディー。くの字に体を折って倒れた挑戦者は、そのまま立ち上がることはなかった。

 今回の試合に向けて、親交のある格闘家の角田信朗氏の勧めで加圧トレーニングを採り入れた。その結果、腕の回転力やパンチの力強さがアップ。一法氏も「ミットを持っていて、今までは肘と肩くらいだったけど、今は肩甲骨まで響いてくる。今後、もっと強いパンチで回転を上げていける」と断言。今後も継続する方針だ。

 築き上げる伝説の礎となるのが丈夫な拳。天性の頑丈さに加えて、幼少時から一法氏が課していた拳立て(拳をにぎって行う腕立て伏せ)で鍛えられた。さらにカルシウムやミネラルを豊富に含む食事。「じゃこやわかめも食べさせてました。鳴門のわかめを買ってきて、塩でもんで湯がいて、しゃぶしゃぶとかで食べるんですよ」(一法氏)。おかげで、一度も拳を痛めたことはない。

 注目される3階級制覇について、一翔は「防衛するにしても複数階級制覇するにしても、やりがいのある相手とやりたい。焦りはない」と話した。一方で、一法氏は「いきなりフライ級に上げたところで、いい試合ができるわけじゃない」と、次戦での転向には否定的。“井岡一翔伝説”に3階級制覇は必須だが、伝説は一朝一夕で築き上げられるものではない。今は、来るべきときのために修練を続ける。

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