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諏訪魔が全日残留宣言！武藤と別の道へ

2013年6月12日

　会見する白石社長（手前）を鋭いまなざしで見つめる諏訪魔（左端）

　３冠王者の諏訪魔（３６）が１１日、都内で会見し、全日本への残留を発表した。「残ることを決めました。好きで入団した。全日本プロレスを裏切ることはできません」。王道の看板を守るため、退団表明した恩師・武藤敬司（５０）と別の道を歩む。

　「感謝しかない」という武藤から新団体への合流を誘われたが、９日に断りを入れた。「“次、会えるときは笑って会えたらいいな”と温かい言葉を掛けてもらった」。やりとりを振り返る際には、感極まって言葉に詰まった。

　白石伸生新社長（４０）とは話し合い、全日本を運営し続ける決意を感じたという。「先は見えないけど、何回も分裂危機から再生した不思議な力に懸けたい。１人でもやっていく」。０４年デビューの生え抜きエースが新生・全日本を支える覚悟だ。また、白石社長は武藤の新団体への動きに不快感を示し、株式譲渡交渉打ち切りを示唆した。