藤波ジュニア、デビュー戦の相手は船木
「ドラディション」(11月19日、後楽園ホール)
デビュー戦に臨む藤波辰爾(59)の長男・怜於南(20)の相手が17日、WRESTLE‐1の船木誠勝(44)に決定した。レフェリーは藤波のデビュー戦(71年5月9日)の相手・北沢幹之氏(71)が務める。
この日、相手を知らされないまま都内で会見に臨んだ怜於南は、船木が姿を見せると「おっ」と声を出し、目を見開いた。同席した父は“ドッキリ成功”とばかりに満面の笑みを息子へ向けた。
24歳上の思わぬビッグネーム登場に仰天した怜於南は「少し驚きの声を上げてしまったけど、体力も技術も未熟な自分の相手をしてくださる船木選手には感謝したい」と恐縮。新日本時代に船木が付け人を務めた父から、ストイックさを聞いていた。「プロとしてすごい選手。(対面して)雰囲気、オーラを感じる」と圧倒されていた。
船木は、藤波から「プロの厳しさを見せてもらえる究極の相手」として怜於南の初戦を任された。「お世話になった藤波さんの息子の相手。使命感を感じてやる気が湧いてきた。やるからには打撃を含め、いろんな技を体感してもらいたい」と力を込め、高いカベになることを誓った。