和毅12・3初防衛戦はトリプル世界戦
「WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(12月3日、ボディメーカーコロシアム)
王者・亀田和毅(22)=亀田=が31日、都内で会見し、同級6位イマヌエル・ナイジャラ(28)=ナミビア=を相手に初防衛戦を行うと発表した。
防衛すれば、次戦で指名試合、次々戦で団体王座統一戦か階級を上げての2階級制覇に挑戦する意向を示した。当日はIBFスーパーフライ級王者で兄の大毅(亀田)の統一戦、IBFミニマム級王者の高山勝成(仲里)の初防衛戦と合わせ、トリプル世界戦となる。
KO防衛で今年を締めて、ビッグマッチへ突き進む。フィリピンで王座を奪取した和毅は、自身初の国内世界戦が決まり「プレッシャーはない。日本のファンにオレのボクシングを見せられるから楽しみ」と喜んだ。
相手は、前戦のパウルス・アンブンダと同じナミビア人で同門のナイジャラ。初防衛戦へ、10人以上に声をかけたが断られ、試合まで約1カ月になって決まったという。
和毅は「今年は試合でけへんのとちゃうか?と思って焦った。日本でやったら勝てんと思われたんやろ」とひと安心。2戦連続で無敗対決となるが「今回はKOできると思うし、狙っていく。中盤ぐらいで終わる」と宣言した。
そして、「次に指名試合をして、その次に(団体王座)統一戦ができんかったら階級を上げる」と、V1後のプランも披露。統一戦となれば、WBC王者・山中慎介(帝拳)らが候補になるが「オレはいつでもOKやけど、交渉が難しいね。テレビの問題とかややこしいし」との見通しを示した。