17歳・前川が新人王「10代で世界を」
「ボクシング東日本新人王決勝戦」(3日、後楽園ホール)
全12階級を行い、ライトフライ級は大会最年少の17歳、前川龍斗(協栄)が判定勝ちし、東日本新人王となった。大会最優秀選手(MVP)は1回26秒TKO勝ちしたバンタム級の原有吉(白井・具志堅)が獲得。各階級の新人王は東軍代表として、全日本新人王決定戦(12月22日、東京・後楽園ホール)で西軍代表と対戦する。
ライトフライ級の前川が苦しんで新人王となった。試合の10日前に腰痛を発症。本来の力を出せなかったが、打ち合いを制し「ホッとした」と笑みを浮かべた。15歳でタイでデビューし、海外で4戦全勝。今年日本デビューし、この試合で3戦全勝とした。名門協栄ジム期待の17歳は「全日本は必ず獲る。まだまだだけど、10代で世界をとる目標は譲れない」と、目を輝かせた。