山口3度目の防衛に失敗「完敗です」
「デイリー後援・WBA女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(13日、後楽園ホール)
挑戦者で同級2位の藤岡奈穗子(38)=竹原慎二&畑山隆則=が王者の山口直子(35)=白井・具志堅スポーツ=に3‐0で判定勝ちし、日本ボクシングコミッション(JBC)公認後は女子選手で初の2階級制覇を達成した。山口は3度目の防衛に失敗した。
顔面を腫らした山口は「完敗です」と声を絞り出した。圧力をかけていく作戦だったが、序盤から藤岡の左パンチを被弾。中盤にはボディーで反撃したものの主導権を奪い返せず、「力を出し切れなかった」とがっくりと肩を落とした。ジムの具志堅用高会長は、「前半の出来が悪くて距離をつかめなかった」と敗因を分析した。