京太郎、判定で日本ヘビー級史上初防衛

 「デイリー後援・日本ヘビー級タイトルマッチ」(25日、後楽園ホール)

 7月に56年ぶりに復活した日本ヘビー級王座の史上初の防衛戦が行われ、王者・藤本京太郎(27)=角海老宝石=が挑戦者・竹原虎辰(35)=緑=を3‐0の判定で下し、初防衛に成功した。スピードで勝る京太郎は、竹原のプレッシャーをフットワークとクリンチでしのぎ、終始手数で上回って最大4ポイント差で振り切った。

 日本のヘビー級の期待を背負う男が王者の貫禄を見せた。勝ち名乗りを受けた京太郎は、挑戦者決定戦を制して挑んできた竹原に土下座。「ボクの前に日本のヘビー級を背負ってきて、キャリアも上なのに、人生をかけて挑んでいただいてありがとうございました」と感謝した。

 試合は京太郎のスピードVS竹原のタフネスの図式。前に出てプレッシャーをかける竹原を、京太郎はフットワークで距離を取って手数を出し、近づくとクリンチでしのいだ。3回にはロープ際でラッシュをかけるなど、優位に試合展開。倒すことはできず、「ゾンビのようだった」と振り返ったが、危なげない勝利だった。

 日本ヘビー級の存続は京太郎にかかっている。57年前に初代同級王者となった片岡昇は挑戦者が現れず、防衛戦ができないまま王座は封印。そして、第2代王者となった京太郎が史上初の防衛に成功した。9月のプロテストではヘビー級選手が3人合格したのは、京太郎の活躍の影響といえる。

 次戦は来年4月ごろ、同級3位の樋高リオ(渥美)との防衛戦が有力。だが、問題もある。日本ランカーとの対戦を一通り終え、相手がいない。JBCの森田健事務局長は「下の人が上がってくるまで頑張って欲しい」と期待する。

 京太郎は「できればもう一度、東洋に挑戦したい」と、昨年大みそかの王座決定戦で敗れた東洋太平洋同級王者ソロモン・ハウモノ(オーストラリア)へのリベンジを希望した。京太郎の本当の戦いはこれからだ。

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