石田VS京太郎は1000万円マッチで
ボクシングの日本ヘビー級王者・藤本京太郎(27)=角海老宝石=と元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者で日本ミドル級2位の石田順裕(38)=グリーンツダ=が、ノンタイトル戦(4月30日、東京・後楽園ホール)を行うことで両陣営が合意したことが29日、分かった。1000万円をかけた賞金マッチにすることを計画している。当初は石田が京太郎の王座に挑戦する予定だったが、石田の1月の日本ヘビー級ランク入りが見送られたため、対戦が暗礁に乗り上げていた。
ベルトがだめなら賞金をかける。4階級差の日本王者と元世界暫定王者の対戦は消滅するかと思われたが、タイトル戦から賞金マッチに形を変えて、実現へと動きだした。
京太郎の所属ジムの萩森健一マネジャーは「ノンタイトルでやることで合意した」と明言した。世界6階級を制覇したマニー・パッキャオ(フィリピン)らが王座や階級にとらわれずに行うビッグマッチを例に挙げ、「王座にこだわらなくてもいい。対戦することに意味がある」と説明。「スポンサーを募って、1000万円ぐらいの賞金マッチにする」と、世界戦のファイトマネー級の高額賞金を用意する考えを示した。
この話には、石田も「がぜん、やる気が出てきました。ヘビー級でやることより、一番重い階級の一番強い選手である京太郎選手とやりたかったので」と大歓迎。賞金1000万円と聞くと、「勝ちますよ。何に使おうかな」と目の色を変えた。
だが、実現には課題が残る。日本ボクシングコミッション(JBC)関係者は「(試合の)話を聞いていないので今は何も言えないが、話が来れば、議論になるのは間違いない。体重差が30キロもあると健康面への影響が心配。試合を認めないこともありうる」との懸念を示した。やる気満々の両陣営の熱意が、JBCを動かすのだろうか。
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