亀田ジム側“決定的な新証拠”複数ある
ボクシングの亀田ジム代理人の北村晴男弁護士(57)は26日、都内の同ジムで、IBF世界スーパーフライ級王者の亀田大毅(25)が昨年12月の統一戦で敗れながら王座にとどまったことを発端に、日本ボクシングコミッション(JBC)が同ジムの会長とマネジャーのライセンス更新を認めない処分を下した件などについて会見を行った。同弁護士は決定的な新証拠の存在と、JBCに再審議と第三者機関設置を要求したことを明らかにした。
一発逆転のKOパンチになるのだろうか。かねて「勝敗にかかわらず大毅が王座保持」と亀田側が主張する「ストーリーA」と、「大毅が負ければ王座は空位」とJBCが主張する「ストーリーB」が対立していると説明する北村弁護士。JBCへ処分の再審議を申請し、3月20日までに詳しい書面を提出するが、「AかBかを決定づける新たな証拠が2、3ある」と、一瞬ほおを緩めた。
同弁護士は「B」の根拠は虚偽の可能性があるJBC職員の証言とし、処分はそれに引きずられて下された“過ち”と説明。そこから、JBCに「過ちは誰にでもあること。証拠を再度見直し、勇気を持って処分を撤回すれば、それを尊重してJBCの言うことに従い、協力していきたい。それが難しいなら、純粋な第三者機関を設置して、公正な判断を仰ぐべきと考える」と要求したことを明らかにした。
また、4月23日に長谷川穂積(真正)がIBF世界スーパーバンタム級王座に挑戦することを引き合いに、「JBCはIBFを提携するに値すると判断している」との考えを示し、一方で(大毅の件で)IBFを批判し、その判断を否定するのは「一貫性を著しく欠くもの」と主張。「客観的かつ公正な判断がなされていない可能性を示すもの」と、矛盾を導き出して、JBCの不合理性を訴えた。
これらの要求が通らなければ、「訴訟しかない」と話した。同弁護士が言う「はたから見れば内紛に見えるバカげたこと」の今後に注目だ。
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