武藤が快勝「引退せずに済みました」
「W‐1」(2日、両国国技館)
「負けたら引退」を宣言していた武藤敬司(51)が勝利を収め、現役続行を決めた。6人タッグに出場した武藤は、サモア・ジョー(34)のニードロップでフォール寸前まで追い込まれたが蘇生。最後はXとして登場したパートナー・太陽ケア(38)のTKOのアシストを受け、レネ・デュプリ(30)にシャイニングウィザードを爆発させた。
試合後、武藤は「無事、引退せずに済みました」と安どすると、ケアから「まだ全然大丈夫」と太鼓判を押された。昨年9月に旗揚げしたW‐1はこの日の初ビッグマッチに続き、7・6両国大会も発表。がけっぷちを脱した武藤は「(団体を)ワールドワイドにしないといけない中で、引退してられないだろう」と語気を強め、今後の奮闘を誓った。