細川、挑戦3度目で初王座奪取に号泣
「日本Sウエルター級タイトルマッチ」(4日、後楽園ホール)
日本王座挑戦3度目の細川貴之(六島)が、日本5階級制覇の王者・湯場忠志(都城レオスポーツ)を2‐0の判定で下し、初の王座奪取に成功した。11年1月にも湯場に敗れていたが、4回には左フックで右目上をカットさせるなど、最大4ポイント差で逃げ切った。
勝利を告げられるとマットをたたいて号泣。「自分みたいな才能のないヤツがベルトを獲って、仲間の励みになると思う」と、喜びを爆発させた。
近藤香さんとの挙式を延期して臨んだ。「彼女から『結婚は後でええから、試合に集中して』と言われてモチベーションになった」と感謝した。次戦は大阪で夏ごろを予定。ジムの枝川会長は「燃え尽き症候群になって、負けるでしょ」と、周囲を笑わせた。