井上、来年大みそか一翔戦に前向き
日本ボクシング史上最速の6戦目で世界王座を獲得したWBC世界ライトフライ級王者の井上尚弥(21)と同フライ級王者の八重樫東(31)=ともに大橋=が15日、横浜市内で本格的な練習を再開した。井上は5月7日に世界3階級制覇に挑む井岡一翔(25)=井岡=との将来的な対戦に前向きな姿勢を示し、所属ジムの大橋秀行会長(49)は、来年の大みそかに実現の可能性を示唆した。
夢対決が来年に実現!?井上は10日に21歳の誕生日を迎えるなど約1週間のオフを満喫した。この日は弟拓真との軽いスパーリングなどで汗を流した。
世界初挑戦は減量苦に悩まされ、今後の転級問題が浮上。井上は次戦について「王者なので防衛戦はやりたいですが、体と相談してからですね」と話し、大橋会長は「1、2週間で結論を出す。時期は9月ぐらいかな」との考えを示した。
また井上は井岡が対戦に興味を示していることには、「階級が違いますが周りが望むなら。勝つ自信?ハーフハーフですね」と前向き。大橋会長も「やるなら尚弥が同じ階級で王者になって統一戦が理想。時期は(来年の)大みそかかな。井岡陣営もファンのことを考えているので時期がくればパパンと行くかも」と実現する可能性を示唆した。