佐藤ルミナ引退式「仲間に感謝」
「修斗」(5日、後楽園ホール)
格闘家・佐藤ルミナ(40)が5日、後楽園ホールで引退式を行い、シーザー武志会長、五味隆典、桜井“マッハ”速人、タレント・関根勤らから労をねぎらわれた。涙も見せた佐藤は「感謝もいろんな人に言いたいけど、殴られすぎて忘れがち」とジョークを交えながら、「プロで約20年、ここまでやれたのは応援してくれた皆さん、家族、練習仲間のおかげ」と感謝した。
12年12月24日、1回39秒KO負けした所英男戦が最後の試合となった。長年の激闘でダメージが蓄積した体と相談しながら、完全燃焼するためのラストマッチを模索したが、今年に入って断念。エキシビション戦は本人が望まなかったという。今後はさらに後進の指導に尽力していく。超満員1850人の観衆から大歓声を浴びた“修斗のカリスマ”は「修斗はまだまだ続く。引退するけど、僕の遺伝子を継ぐ子が修斗を受け継ぐと思う」と力強く話した。
セレモニー後は自身が過去2度敗れている宇野薫と愛弟子・土屋大喜が戦ったメーンで土屋のセコンドを務めた。同時代を歩んだ宇野が勝利すると、敵味方を超えて「強い。強くなってる」と祝福。佐藤に憧れを抱く宇野を号泣させた。
94年11月にプロデビューした佐藤は、連続一本勝ちを続ける実力で人気者になり、ファッション誌でモデルも務めた。97年1月のヒカルド・ボテーリョ戦では、日本人として初めてブラジリアン柔術黒帯から一本勝ち。05年には初代環太平洋ライト級王座を獲得した。通算戦績は46戦27勝17敗2分け。記憶に残るファイターだった。
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