内藤律樹が大差の判定で初防衛
「日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦」(9日、後楽園ホール)
内藤律樹が大差の判定で初防衛に成功した。序盤から右のリードでプレスをかけ続けて試合を支配。要所で左ストレート、フックを決めた。
ジャッジは3者とも99‐91。10戦全勝だが、試合後は自分に厳しい言葉が口をついた。「できたのは前に出ることだけ。パンチに力が入ったり、課題の半分もできなかった」
とはいえ、玉越強平に「距離感が抜群だった」と舌を巻いたのは1回まで。その後は相手のリズムを崩し、一方的な展開にしただけに倒せなかったことが歯がゆい。
次戦は同級2位の金子大樹(横浜光)らが対戦候補となる。「経験を積めば伸びると思うので、強い相手とやりたい」と、だれでも迎え撃つ。
改めて課題も自覚した。元・東洋ミドル級王者の父、カシアス内藤が果たせなかった世界タイトル奪取に向け大きな勝利となる。
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