田口ミニマムで世界狙う!王者倒し自信
「ボクシング8回戦」(5日、後楽園ホール)
日本ライトフライ級1位の田口良一(ワタナベ)が、前IBF世界ミニマム王者のコンデス(フィリピン)に判定勝ちした。今後はミニマム級に転向し、世界タイトルを目指す。
2回に左フックでダウンを喫し、記憶が飛ぶダメージを負った。3回以降はダウンこそ奪えなかったものの、再三ロープに追い詰め、連打を浴びせてポイントを重ねた。コンデスは「リトル・パッキャオ」の異名を取る。同級での世界挑戦の試金石としていた渡辺会長は「ミニマムで世界を狙う。準備に入る」と、自信をのぞかせた。
井上尚弥に判定負けし、日本ライトフライ級王座を失ってから約1年。内山高志、河野公平に続く、同ジム3人目の世界チャンピオンへ、田口が新たな一歩を踏み出した。