王者・柴田が防衛!挑戦者もめじろ押し
「東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ」(5日、後楽園ホール)
統一王者・柴田明雄(ワタナベ)が判定で西田光(川崎新田)を下し、2本のベルトを守った。
西田とはスパーリング経験があり「前に出てくる選手で、得意ではない」と警戒していた。前半こそ接近戦に手こずったが、中盤以降はフットワークと手数で突進をつぶし、ペースを握った。リングサイドで見守った同ジムのWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志の「動け!!」のハッパも効いた。
試合後の控室には韓国のスーパーミドル級王者、イ・ウンチャンが訪れ、挑戦を表明された。秋山泰幸(ヨネクラ)にもされるなど対戦候補がめじろ押しだ。「強い人と、だれとでもやりたい」と言う柴田に、渡辺会長も「村田(諒太)との距離を縮めたい」と期待する。11月に33歳になるが、まだまだ上を目指す。