王者・小関“具志堅超え”V14宣言
「デイリー後援・女子ダブル世界戦」(2日、足立区総合SC)
女子のダブル世界戦の調印式と計量が1日、都内で行われ、出場する4選手は全員、一発で計量をクリアした。男女通じて国内最多となる14回目の防衛戦に臨むWBCアトム級王者の小関桃(青木)は、「数字にはこだわらず自分のスタイルを貫きたい」と、得意の速攻を仕掛けて勝利を目指すことを宣言した。
リミットを300グラム下回る45・9キロで楽々と計量をクリアした小関は、「心も体も出来ています。仕上がりは万全なのでリングの上で見せたい」と、自信をのぞかせた。
前回の防衛戦で左手を痛めたものの、右手でこなした数を含めて合計178ラウンドのスパーリングを消化。一発のダメージを与えつつ、持ち前の速攻と手数の多さを兼ね備えたスタイルへの進化を目指した。
レベルアップへの手応えをつかんだからこそ、V14へのプレッシャーもモチベーションへと転化できた。「重圧は前回の方があった。今回は自分のやりたいボクシングをしたい」と、内容にもこだわる。
相手のキャッスルは42歳だが、キックやムエタイなどで豊富なキャリアを誇る。相手の印象を聞かれて「体がゴツイですね」と苦笑いしたが、「最後にはアトム級のチャンピオンは小関だと示したい」とキッパリ。30年以上にわたって誰も超えられなかった“具志堅山脈”を踏破する瞬間はやってきた。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
ファイト最新ニュース
もっとみる中谷潤人 6月にも西田凌佑との統一戦実現か 早期の4団体統一困難ならSバンタム級転向も「井上選手とやるなら体つくらないと」
元世界王者の西岡利晃氏「モロニーの勝ちはないです」と投稿 那須川天心が判定勝ちした前夜の試合を解説「天心選手のボクシングが良かったのは事実」
WBC王者中谷、会心KOに笑顔
前世界王者撃破の那須川天心、11月にも世界挑戦プラン 6月前哨戦経て準備「今年中には世界のベルト取りたい」
前世界王者撃破の那須川天心、試合後の血尿を告白「命削ってる」 元世界王者の粟生トレーナーから「当たり前だよ」と聞き「怖いな」
那須川天心の判定勝ち 採点への疑問の声に帝拳・浜田剛史代表が見解「昨日の試合ほどわかりやすい採点基準はない」
鮮烈KOで30連勝の中谷潤人、鼓膜破れたと衝撃告白「スパーでいっぱいやってるから大丈夫」 序盤に左フックを右耳に被弾し「パンッ」
ドロー防衛の堤聖也「生き残れたことに感謝」と一夜明け投稿 SNS感動「名勝負製造機は伊達じゃない」「二人とも勝ちですわ!」