一翔、ロマゴンと対決「いずれやる」
「ボクシング10回戦」(16日、後楽園ホール)
ボクシングの元世界2階級王者でWBA世界フライ級5位の井岡一翔(25)=井岡=が9日、WBC同級王者のローマン・ゴンサレス(27)=ニカラグア=に関し「近い階級でいる限り、いずれやる」と対決に名乗りを上げた。
5日に八重樫東(大橋)をTKOで倒した強さを、TVで見てあらためて実感。ライトフライ級時代、対戦が1度は流れた経緯もある。「王者になってフライ級戦線に乗り込みたい。僕が中心として活躍したい」。軽量級最強の称号をかけ、近い将来、決着をつける相手に位置づけた。
この日はWBA同級14位、パブロ・カリージョ(コロンビア)との再起戦に向け、大阪市内で練習を公開した。5月にプロ初黒星を喫してから「足とスピード」を強化し、“ニュー一翔”を築き上げてきた。
前哨戦をKOでクリアし、大みそかの3階級制覇が最大目標。「1日も早く王座に返り咲く」。ロマゴンの待つ舞台へ一翔が再進撃する。