河野が初代W-1王者 防衛戦は武藤と
「WRESTLE-1」(8日、後楽園ホール)
デスペラードの河野真幸(34)が決勝でKAI(31)を破り、初代王者に輝いた。ジャイアントニー2発からシャイニングウィザードで勝利した河野は、武藤敬司社長(51)からベルトを受け取ると宣戦布告。「チャンピオンの権限で初防衛戦の相手として指名します」と詰め寄り、武藤も承諾したため、11・1両国国技館の武藤30周年記念大会での激突が決定的になった。
シングル王座初戴冠の河野は「武藤さんは膝も限界だし、次にバトンタッチしたいはず。オレがきちんと引き継ぐ」と引退試合にすると宣言。12年3月20日、秋山準(44)との3冠戦以来のシングル王座挑戦となる武藤は「引退はいつも背負ってる。30周年興行はできるけど、35周年は考えてない」と不退転の決意を明かした。