天笠、大逆転TKO防衛!敗戦覚悟も
「東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ」(15日、後楽園ホール)
王者・天笠尚(山上)が起死回生の逆転TKOでベルトを死守した。挑戦者・竹中良(三迫)のボディー攻撃に苦しめられ、11回終了時で3人のジャッジは1~3ポイント差でいずれも挑戦者リード。「厳しいな。チャンピオンでいられるのもあと3分間か」と敗戦を覚悟した。
ところが最終回のゴングが鳴ると竹中が打ち合いに応じてきた。この絶好のチャンスを逃すわけにはいかない。30秒過ぎに強烈な左フックでダウンを奪うと、フラフラの挑戦者に連打をたたみかけて劇的な勝利を演じてみせた。
「ボクシングは雑だったが本当に運の強い男だ」と山上会長が語るほどの綱渡りの防衛。それでも、「久々に気持ちがよかった。最後に引っくり返るのがボクシング。楽しめました」と王者は笑顔だった。
編集者のオススメ記事
ファイト最新ニュース
もっとみる40歳王者・出田裕一をTKO撃破の豊嶋亮太「尊敬しているので全力で倒しに」 日本2階級制覇「ここで取らなきゃ先はないと」
帝拳で“一番生意気”な23歳・高見亨介が日本王座初戴冠で直訴「世界挑戦させて」「怒られるかもしれないが」 タフな王者に6回TKO完勝で猛アピール
室伏広治長官、井上尚弥の中谷潤人戦呼びかけに感心「ああ、これが王者の目なんだ」同じ壇上で目撃、夢の一戦に期待「国内最大級のイベントに」
中谷潤人 来春・尚弥戦見据えスーパーバンタム級前倒し転向も 夢対決へやる気「すぐに上がっちゃうかも」
辰吉寿以輝「やり返したい気持ちはもちろん」6・7に再起戦 父・丈一郎「そらそうやろ」再起に一言
井上尚弥戦へ中谷潤人 階級転向“前倒し”も示唆「すぐ上がるかも」尚弥からの来春対戦要求でモチベーションに「期待大きくしたい」
朝倉未来の対戦相手 9日に発表へ 5・4東京ドーム「RIZIN 男祭り」
中谷、4度目の防衛戦に向け合宿