１日（日本時間２日）に米シカゴで３度目の防衛に成功したＷＢＯ世界バンタム級王者の亀田和毅（２３）＝亀田＝が５日、都内で帰国会見し「４団体全部のベルトを取って、スーパースターになりたい」と宣言した。

　米国の大物代理人、アル・ヘイモン氏と契約した和毅は、この試合でファイトマネー約５０００万円を得た。「ファイトマネーが一気に上がっていい感じで来ている」と満足そう。

　次戦は２２日に初防衛戦を控えるＷＢＡ同級王者ジェイミー・マクドネル（２８）＝英国＝との統一戦が内定。マクドネルが防衛すれば、最終折衝のため月末にも渡米する。この一戦はファイトマネーが１億円を超える可能性もある。

　日本人ボクサーでは例のない「アメリカンドリーム」へ手をかけているが、強い相手を倒し続けることが条件で「メンタル面はメチャメチャしんどい。１年に２試合が限界だと思う」と話した。今後も米国を主戦場に試練を乗り越えながら、４団体統一王者への道を突き進む。