小原11戦連続KO勝利も渋い表情
「ボクシング10回戦」(8日、後楽園ホール)
東洋太平洋スーパーライト級王者の小原佳太(28)が、ウエルター級ノンタイトル10回戦で、フィリピン同級10位のロデル・ウェンセスラオ(21)をTKOで下し、連続KO勝利を11に伸ばした。
好戦的な相手に序盤はペースを奪われたが、3回から反撃。左フックで左目上を切り裂くと、勢いが落ちた相手を攻め立てた。4回途中、流血の止まらないウェンスラオを見たレフェリーが試合を止めた。
小原は「相手のパンチがあったので、慎重になった」と厳しい表情。11連続KOにも「求められている形じゃないと思う」と厳しい評価だった。来年はウエルターでの新境地を目指す予定。三迫会長は「ランクインしたし、来週、WBC総会に連れて行ってアピールしますよ」と世界挑戦を狙う。