電流爆破!大仁田と長与が奇跡の遭遇か
「ゼロワン」(1日、後楽園ホール)
年内に史上初めて男女混合での有刺鉄線電流爆破デスマッチが行われることが1日、決定的になり、“男女のカリスマレスラー”大仁田厚と長与千種が奇跡の遭遇をする可能性が浮上した。
元日からゼロワン後楽園ホール大会に出場した大仁田は、極悪人「X」としてダンプ松本をパートナーに電撃起用。好連係を見せた末、ブードゥー・マーダーズを撃破後、ダンプに対し「この間(昨年12月23日)、井上(京子)選手と堀田(祐美子)選手が電流爆破のリングに入った。ダンプさん、あなたの長いレスラー人生、1ページの中で電流爆破に入りませんか?」と誘いをかけた。
この日も竹刀で暴れ回って元気なところを見せたダンプは「電流爆破?いつだってやってやる。『超花火』にしろよ」と“邪道ワールド”入りを即諾。すかさず大仁田は「相手に、皆さん(観客)がチョ~驚くヤツを連れてきて下さい」と要請した。ダンプと握手&抱擁する大仁田の背中に、客席から「長与!」の声が複数掛かった。
バックステージで取材対応した大仁田の視線は、すでに初の男女電流爆破に向いていた。「オレが思い描いているのは、ダンプ選手に匹敵するくらいの知名度、キャリアを持った選手。戦ってもいいし、組んでもいい」と女子のレジェンドと明言。「長与の声があったが?」と聞かれると、否定も肯定もしなかった。
大仁田が“涙のカリスマ”なら、長与は80年代にライオネス飛鳥とのクラッシュギャルズで一世を風靡し、いまだに人気は健在の大スター。セミリタイア状態ながら、昨年10月には神取忍の生誕半世紀大会に出場した。かつて極悪同盟を率いたダンプとは30年来のライバル関係にあり、再び闘志に火がつく可能性もあるはずだ。
23日・大阪の「なにわ超花火」からスタートする15年の電流爆破シリーズ。大仁田、長与、ダンプがそろい踏みする場面があれば、注目度は計り知れないものになる。