中邑V2!飯伏を本家ボマイェで葬る
「新日本」(4日、東京ド)
常に刺激と変化を求めてきた中邑が、限界まで追い詰められた。ヘビー級に転向してタイトル戦に臨んだ飯伏を相手に、大ピンチに陥ったものの、辛くも2度目の防衛に成功した。
コーナーポスト最上段からのケブラータなど空中戦を仕掛けて攻め込んだが、後頭部や顔面を蹴られると目の色が変わった。反則のグーパンチの連打を浴びせると、おきて破りの逆ボマイェがさく裂。さらにトップロープ越しのジャーマンで、何度もマットにはいつくばった。
王座交代かというムードの中、意地を発揮した。ボマイェの相打ちからランドスライドを決めると、右足での必殺のボマイェで20分以上にわたる激闘にピリオド。マイクをつかむと、「東京ドーム、イヤオッ!」と叫び、ボルテージは最高潮に達した。
「負けるかも、いや途中で死ぬかもと思った。飯伏?あんなにヤバい、自分にとって特別な相手はそういない」と挑戦者を絶賛。中邑のファイトが、新日本をますます燃えたぎらせる。